Yodoyabashi medical clinic
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一般内科について

当クリニックでは内科全般の診療を実施。風邪や胃腸炎といった急性疾患のほか、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常(高脂血症)、気管支炎などといった慢性的な生活習慣病の診断・治療、管理などを行います。健康診断で異常が認められた方はもちろん、「なんとなく調子が良くない」など、いつもと違う症状が続く場合にも放置をせずにご相談いただければと思います。

風 邪

くしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・咳・たんなどの呼吸器全般の症状があらわれる風邪。発熱を伴っても高熱になることは少なく、重症化することは稀です。ただし、呼吸器の症状や発熱は風邪だけに起こるものではなく、似た症状があらわれる病気も多くありますので、ただの風邪と自己判断せず、ご相談いただければと思います。

生活習慣病

高血圧糖尿病脂質異常症など、以前は成人病と呼ばれていた、主に中年期以降に発症する症候群です。厚生労働省により「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」と定義されています。

高血圧

遺伝的要因や食生活(塩分の高い食事)、嗜好品の摂取過多(喫煙・飲酒)、運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられている高血圧。血圧が高い状態が続くと血管の壁を圧力で傷め、血管の壁が厚くなったり、硬くなったりする動脈硬化の原因になり、狭心症心筋梗塞脳卒中腎臓病などのリスクが高まります。

当クリニックでは患者さんの状況により、
2〜3ヶ月以内に以下のレベルに到達すること目標とします。

糖尿病、慢性腎臓病、心筋梗塞後…130/80未満

脳血管障害後、高齢者…140/90未満

若年~中年…130/85未満


外来の検査では緊張しやすく高い数値になる方もいらっしゃいます(白衣高血圧)ので、診察室と自宅での血圧を比較することも重要です。
高血圧は自覚症状がなく治療を中断してしまいがちですが、放置すると将来合併症を引き起こす可能性があります。なるべく早くから良好にコントロールしましょう。

糖尿病

何らかの原因により血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気のことを糖尿病と呼びます。
高血糖になると、体の細胞にエネルギーであるブドウ糖が十分に補給されなくなり、全身の細胞の働きが悪化。のどが渇く、尿が多い、傷が治りにくい、感染症にかかりやすい、疲れやすい、集中できないなどの症状があらわれます。重症化すると、昏睡状態(糖尿病性アシドーシス)に陥って生命に危険が及ぶ可能性があるだけでなく、様々な合併症を引き起こす要因となります。
放置すると腎症やED、網膜症へ進展するため注意が必要。日本では透析患者さんの原因の約4割は糖尿病です。
なお日本では、糖尿病患者のおよそ95%が生活習慣の悪癖が影響するとされる2型糖尿病ですが、すい臓のβ細胞が何らかの原因で破壊されてインスリンが足りなくなる1型糖尿病も存在します。
放置すると腎症やED、網膜症へ進展します。日本では透析患者さんの原因の約4割は糖尿病です。

【糖尿病の診断基準】

空腹時血糖値が126mgdl以上

75gブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間値が200mgdl以上

随時血糖値(来院時に任意の条件下で測定された血糖値)が200mgdl以上

HbA1Cが6.5%以上(日本の測定値では6.1%以上)のいずれかを認めた場合は、「糖尿病型」と判定します。


また、血糖値とHbA1Cが同一採血で糖尿病型を示すこと(1~3のいずれかと4)が確認されれば、初回検査だけでも糖尿病と診断します。

脂質異常症(高脂血症)

血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多すぎる、または少なすぎる場合に引き起こされる疾患が脂質異常症です。以前は、高脂血症と呼ばれていましたが、脂質が低すぎる場合も問題視されるようになったため、最近では脂質異常症と呼ばれています。放置すると動脈硬化が進行し、やがては心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす可能性があります。
脂質異常症は、食生活(カロリー過多)や嗜好品の摂取過多(喫煙・飲酒)、運動不足などの環境的要因が重なって引き起こされるとされています。脂質系、特にLDL(悪玉)コレステロールのチェックは、生活習慣の改善のみで経過をみている場合は3ヶ月ごと、薬物治療をしている方は安定するまで毎月行うのが望ましいでしょう。
動脈硬化の評価は、頚動脈の超音波検査が効果的です。硬化が進行すると血管壁の厚み(IMT内膜中膜複合体)が増して、部分的に狭い所が生じます。

当クリニックの超音波検査器は、IMT自動チェック機能付きで苦痛なく、短時間での検査が可能です。

花粉症

日本人の約4人に1人が罹患しているとされる、スギ・ヒノキ・ブタクサ・シラカンバなどの花粉によって引き起こされる花粉症。花粉の飛ぶ季節のみに現れるため季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれ、鼻症状に加えて目や皮膚、のどのかゆみを伴うのが特徴です。アレルゲン(アレルギーのもと)がハウスダスト、ダニ、ペットの毛など1年中あるものの場合は通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれ、症状が持続します。

当クリニックでは、各種アレルゲン検査を実施。
薬物治療を中心に、減感作療法(すこしづつアレルゲンを投与し体を慣らす)も行っています。
昔は注射のみでしたが、最近では舌下免疫療法が注目されています。

男性更年期障害(LOH症候群)

全身に倦怠感を感じるのは珍しいことではありません。身体的疾患によるものと精神的疾患による倦怠感に分けられますが、その両者が混在するケースも多いです。発症時の様子を伺うと、どちらが先行しているか見当がつきます。急性でかつ重症な場合、感染症や糖尿病の悪化、急性肝炎、心筋炎などの可能性を考慮。比較的慢性の経過でかつ身体的症状があれば、悪性疾患、神経筋疾患など、身体的症状がなければうつ病などの精神的疾患である可能性を疑います。休息により症状が改善するか否かも診断のポイントです。
また、更年期障害によるだるさは男女ともによく見られます。